栄転祝いに贈る花の価格について
栄転祝いに贈る花の価格は、相手との関係性にもよりますが、10,000円〜30,000円程度が一般的です。栄転のお祝いは内々に行うことが多いため、他のフォーマルなお祝いのように形式的な価格の相場はありません。会社として取引先へ贈る場合には10,000円〜30,000円程度が多く選ばれています。胡蝶蘭であれば15,000円〜30,000円程度がオススメです。取引先へのお祝いには、3本立や5本立の胡蝶蘭を贈る場合が多いです。花束やフラワーアレンジメントであれば5,000円〜10,000円程度、グループ単位で栄転祝いを贈る場合には、3,000円〜10,000円程度の花が多く選ばれています。会社とは関係のない友人・知人や親戚に贈る場合は、10,000円程度が多く選ばれています。栄転祝いはお返しの不要なお祝いのため、あまりに高額な花ギフトですと相手に気を遣わせてしまうことになりますので注意しましょう。
栄転祝い花を贈るタイミング
栄転祝いは正式発表から一週間以内を目安に、遅くとも二週間以内には贈るようにしましょう。会社の部署内や同僚などでお祝いの場を設ける際には、その席上で全員で贈るのが一般的です。引越しを伴う栄転の場合には、引越しの一週間前までを目安に贈るようにしましょう。引越しの日程が迫っておりそれまでに贈ることが出来ない場合には、事前に電話やメールなどでお祝いの言葉のみを先にお伝えし、先方が落ち着いてから引越し先に贈るようにしましょう。相手の状況に応じて贈り方を柔軟に対応することが大切です。引越しを伴う栄転の場合には、引越しの邪魔にならないサイズや商品を選ぶことも大切なポイントです。
栄転祝いで花を贈ってはいけない場合
嬉しい栄転ですが、必ずしもお祝いの花を贈れば良いわけではありません。栄転祝いは、今までよりも良い地位に移ることをお祝いするものです。通常の転勤や事情が伴う左遷などの場合に、誤って栄転祝いを贈るのは大変失礼に当たります。真意がはっきりしない場合には、異動へのはなむけの意味で、「餞別(せんべつ)」として贈るようにしましょう。
他にも「社長が亡くなったために社長に昇進する」などの理由がある場合には、会社は喪中となりますので、胡蝶蘭を含め花を贈るのは避けましょう。
花を贈る際に気を付けたい花言葉と花色
同じ種類の花で見た目が綺麗でも、カラーによって花言葉の意味がそれぞれ異なり、前向きな意味ではなく後ろ向きな意味に変わるものがあります。一例ですが、以下の花はカラーによって良い花言葉と悪い花言葉が大きく分かれるため注意しましょう。
・アネモネ:全般的に「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」などの意味を持つためNGです。
・カーネーション:白色は「愛の拒絶」、黄色は「軽蔑」などの意味を持つためNGです。
・芍薬(シャクヤク):紫色は「怒り」「憤怒」などの意味を持つためNGです。
・チューリップ:まだら模様の入ったものは「疑惑の愛」、黄色は「実らない恋」「望み無き愛」、白色は「失われた愛」などの意味を持つためNGです。
・バラ:黄色は「愛情の薄らぎ」「嫉妬」、黒色は「憎しみ」「恨み」などの意味を持つためNGです。
・マリーゴールド:全般的に「嫉妬」「絶望」「悲しみ」などの意味を持つためNGです。
・ユリ:赤、ピンク色の花言葉は「虚栄心」、黄色は「偽り」、オレンジ色は「軽率」「増悪」などの意味を持つためNGです。
※黄色の花はネガティブな花言葉を持っていることが多い傾向にあります。また白色の花は清楚な印象ですが、白一色ですとお悔やみや弔事をイメージされる場合もあります。白色を基調にする場合には、白色以外にピンク色や赤色や葉もののグリーンなどを入れるようにしましょう。
メッセージカード・立て札について無料で対応いたします
お祝いの花を贈る場合には立て札やメッセージカードを付けるのが一般的です。メッセージカードは直接的なメッセージや想いを伝えることが出来ることため好まれています。フォーマルな場面にお贈りする場合には立て札を付けることが一般的です。メッセージカードや立て札を付ける場合には、失礼がないよう用途に合わせた書き方をしましょう。
【メッセージカードの書き方】
栄転祝いのメッセージには形式的なマナーはありません。メッセージカードの内容は、失礼な文面でなければ基本的に自由です。手紙のようにご自身の想いを込めたメッセージをご記入下さい。最低限のマナーに気を付けて、相手が読んで嬉しくなるような言葉を心がけましょう。ただし、手紙と同じように贈る方のお名前と送り主のお名前は明記しましょう。メッセージの最後には、送り主様のお名前を記載するようにしましょう。「お疲れ様でした」や「ありがとう」などのこれまでの感謝の気持ちを伝える文面にしたり、今後の第二の人生を祝うポジティブな文面を入れて、気持ちよく送り出せるようなメッセージにしましょう。
※注意する点としては、相手を引き留めるような言葉は入れてはいけません。
【立て札の書き方】
立て札は、先方様がひと目で誰から贈られた花なのかを把握し、来客に対しても贈り先の交友関係の広さをアピールすることが出来ます。贈り主名(注文者名)は必ず立て札に記載することがマナーです。相手方(お届け先様)の名前は記入しなくても問題ありません。お祝いの花を贈っても誰から贈られたものか分からなくなってしまいますので、立て札は付けるようにしましょう。
「御栄転祝」「祝御栄転」「御祝」「祝」などの表書きと、ご自身の名前を書きましょう。
当店では無料で立て札やメッセージカードについてお承りいたします。ご注文時にご入力いただいたメッセージ文面をそのままカードに印字させていただきます。※メッセージ文面のレイアウトにつきましては、カードにバランスよく印字するため多少変更させていただく場合がございます。
【まとめ】栄転祝いの花は、相手や状況に合わせて最適なものを贈りましょう
いかがでしたでしょうか。「栄転」とは、部署や勤務地などの移動を伴って、今までの地位や職務よりも良い地位に移ることです。新しい人生のスタートとこれからの活躍に期待を込めて、花を贈って心からお祝いしましょう。大切なのは、「相手に合わせた価格の花を選ぶ」「栄転祝いの花を贈るタイミング」「立て札やメッセージカードの書き方」などの、花を贈る際に気を付けたい最低限のマナーを心がけることです。
栄転祝いに贈る花
栄転とは?マナーや抑えるべきポイント、花の価格や贈るタイミング、マナーについて
栄転祝いとは、会社内の部署や勤務地などの移動を伴い、これまでよりも良い地位に就くことをお祝いするギフトです。新しい人生のスタートとこれからの活躍に期待を込めてお祝いしましょう。栄転祝いの贈り物には花がオススメです。栄転祝い花で一般的なのは、ビジネスシーンで贈る機会の多い胡蝶蘭です。贈る相手や状況に合わせて、胡蝶蘭やフラワーアレンジメント、花束などからお選び下さい。取引先への栄転祝いには少し大きめのサイズの花を、上司や部下へのお祝いには「おめでとう」の気持ちが伝わる花を選ぶなど、心遣いも大切です。
ここでは、栄転とはどのようなものか、マナーや抑えるべきポイント、栄転祝いにオススメな大輪系の胡蝶蘭、花の価格や贈るタイミング、栄転祝いで花を贈ってはいけない場合や、メッセージカード・立て札の書き方などについてご紹介します。